Invert Blockは、躯体や底盤と同じように、マンホールの組立部品として製品化したものですので、全ての流入管の角度に対応するために、七つの基本形とそれらの組み合わせによるいくつかのタイプが用意されております。(
図1)
こちら( 図2)はA〜Gの七つの基本形がどのように流入管の角度をカバーしているかを図示したものです。たとえばマンホールに120°と270°の角度で流入している管があるとしますと、B〜Gが該当しますので(図1)におけるB-Gというタイプのインバートブロックを選択すればよいことになります。
一つの基本形で±13°の角度をカバーできますが、マンホールの設置の仕方によって±20°まで可能な場合もあります。
なぜそのような事が可能かといいますと、こちら( 図3・4)で示されているように、インバートの形状に工夫が凝らされているからです。つまり上流管、下流管の角度が変化しても、スムーズに流線がつながるような形状(中央に膨らみを持たせる形)にインバートの形を決定してあります。また中央部が広がった分、断面の形状を変え、少量の水量でも汚物がスムーズに流れるように考案しました。